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🌿苔玉(こけだま)の作り方

更新日:8月31日

🌿苔玉(こけだま)は、植物の根を土で包み、苔で覆って仕上げる日本ならではの美しい園芸スタイル。素材選びや形づくりにもこだわりましょう。


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🪴 苔玉の基本材料

材料

役割・ポイント

赤玉土(小粒)

通気性・排水性が高く、土台に最適

ケト土

粘り気があり、形を保ちやすい(保水力◎)

ハイゴケ

表面を覆う苔。柔らかくて扱いやすい

植物苗

アイビー、ワイヤープランツ、観葉植物など

木綿糸

苔を固定するために巻きつける(黒や茶色が◎)


✨ 苔玉の作り方ステップ


① 土台を作る

  • 赤玉土とケト土を3:7の割合で混ぜ、水を少しずつ加えて「耳たぶくらいの硬さ」にこねる。

  • 丸く成形し、中心に植物を植えるための穴をあける。

② 植物を植える

  • 苗の根鉢を軽くほぐし、余分な土を落とす。

  • 土台の穴に差し込み、根を包み込むように形を整える。

③ 苔で包む

  • ハイゴケを裏返して枯れた部分を取り除く

  • 土台の表面に均等に貼り付け、木綿糸でしっかり巻いて固定する。

  • 糸の端は割り箸などで土の中に押し込むと見栄えが良い。

④ 水に浸ける(ソーキング)

  • バケツに水を張り、苔玉を沈めて気泡が出なくなるまで吸水させる。

  • 液肥(メネデールなど)を加えると活着が早まる。


🌿 苔玉に向いている植物

植物名

特徴・おすすめ理由

アイビー

丈夫で根張りが早く、形が崩れにくい

ワイヤープランツ

這うように伸びて苔玉と相性抜群

ガジュマル

丸い葉と苔玉のフォルムが調和する

シダ類

湿度を好み、苔との共生が美しい

🧼 お手入れのポイント

  • 置き場所:屋外の半日陰が理想。室内なら2〜3日で外に出す

  • 水やり:週1回はバケツでソーキング。普段はジョウロでたっぷり

  • 肥料:月1回、液肥を水に混ぜて吸水させる

  • 苔の管理:茶色くなった部分はハサミでカット


苔玉は江戸時代の「根洗い」文化から派生したとも言われ、盆栽の精神を手軽に楽しめるアートでもあります。

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