🌿苔玉(こけだま)の作り方
- アサマプランツ

- 8月30日
- 読了時間: 2分
更新日:8月31日
🌿苔玉(こけだま)は、植物の根を土で包み、苔で覆って仕上げる日本ならではの美しい園芸スタイル。素材選びや形づくりにもこだわりましょう。

🪴 苔玉の基本材料
材料 | 役割・ポイント |
赤玉土(小粒) | 通気性・排水性が高く、土台に最適 |
ケト土 | 粘り気があり、形を保ちやすい(保水力◎) |
ハイゴケ | 表面を覆う苔。柔らかくて扱いやすい |
植物苗 | アイビー、ワイヤープランツ、観葉植物など |
木綿糸 | 苔を固定するために巻きつける(黒や茶色が◎) |
✨ 苔玉の作り方ステップ
① 土台を作る
赤玉土とケト土を3:7の割合で混ぜ、水を少しずつ加えて「耳たぶくらいの硬さ」にこねる。
丸く成形し、中心に植物を植えるための穴をあける。
② 植物を植える
苗の根鉢を軽くほぐし、余分な土を落とす。
土台の穴に差し込み、根を包み込むように形を整える。
③ 苔で包む
ハイゴケを裏返して枯れた部分を取り除く
土台の表面に均等に貼り付け、木綿糸でしっかり巻いて固定する。
糸の端は割り箸などで土の中に押し込むと見栄えが良い。
④ 水に浸ける(ソーキング)
バケツに水を張り、苔玉を沈めて気泡が出なくなるまで吸水させる。
液肥(メネデールなど)を加えると活着が早まる。
🌿 苔玉に向いている植物
植物名 | 特徴・おすすめ理由 |
アイビー | 丈夫で根張りが早く、形が崩れにくい |
ワイヤープランツ | 這うように伸びて苔玉と相性抜群 |
ガジュマル | 丸い葉と苔玉のフォルムが調和する |
シダ類 | 湿度を好み、苔との共生が美しい |
🧼 お手入れのポイント
置き場所:屋外の半日陰が理想。室内なら2〜3日で外に出す
水やり:週1回はバケツでソーキング。普段はジョウロでたっぷり
肥料:月1回、液肥を水に混ぜて吸水させる
苔の管理:茶色くなった部分はハサミでカット
苔玉は江戸時代の「根洗い」文化から派生したとも言われ、盆栽の精神を手軽に楽しめるアートでもあります。



