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自家製、花と野菜の培養土レシピ

🌱花と野菜の両方に対応できる自家製培養土は、植物の根張り・水はけ・栄養バランスを整えることがポイントです。以下に、自然素材を活かしたオーガニックな培養土レシピを、科学的な視点と実践的な手順でご紹介します。


🧪 自家製培養土の基本構成

材料

役割

配合比(目安)

腐葉土

保水性・通気性・微生物供給

40%

赤玉土(中粒)

排水性・根の固定

30%

バーミキュライト or もみ殻くん炭

通気性・保水性・微量ミネラル

10〜15%

堆肥(完熟)

栄養供給・微生物活性

10〜15%

米糠(少量)

微生物のエサ・発酵促進

1〜2%(必要に応じて)

※花中心ならバーミキュライト多め、野菜中心なら堆肥多めが理想。


🛠 作り方ステップ


① 材料を準備

  • 腐葉土は完熟したもの(黒褐色で土の香りがする)を使用。

  • 堆肥も完熟が必須。未熟だと根を傷める可能性あり。

② 材料を混合

  • 大きめの容器やブルーシート上で、配合比に従って均一に混ぜる。

  • 手で握って「しっとりまとまるが、水が滴らない」程度の水分が理想。

③ 熟成(任意)

  • 混合後、1〜2週間寝かせると微生物が安定し、根に優しい土になる。

  • この間に米糠や乳酸菌液を少量加えると、発酵が進み土が柔らかくなる。


🌸 花と野菜に合わせた調整例

用途

調整ポイント

花(パンジー・ペチュニアなど)

水はけ重視 → 赤玉土・バーミキュライト多め

野菜(トマト・葉物など)

栄養重視 → 堆肥・腐葉土多め+微量ミネラル

根菜(大根・ニンジン)

土の柔らかさ重視 → もみ殻くん炭・腐葉土多め

🌿 応用アイデア


  • 微生物活性液(米糠+糖蜜+乳酸菌)を混ぜると、根圏環境がさらに良くなる。

  • 木炭粉や竹炭粉を加えると、土壌の通気性と抗菌性が向上。

  • 月暦に合わせて土づくりをすると、植物とのリズムが合いやすくなります。


✨ 詩的な締め

「土は、命の器。腐葉土は森の記憶。植物は自然の物語を編む。」

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