🌸アジサイの育て方(紫陽花爆咲のメソット)
- アサマプランツ

- 2024年8月17日
- 読了時間: 5分
更新日:8月27日

アジサイの咲かせ方について、以下のポイントを押さえまでしょう。
1. 植え付け
時期: 植え付けは春(3月中旬以降)か梅雨の時期(6月頃)が適しています1。
場所: 日当たりが良く、風通しの良い場所を選びましょう。ただし、直射日光が長時間あたる場所は避け、半日陰が理想的です。全く日が当たらない場所では花が咲きにくくなります。
2. 土壌
土の準備: 水はけが良く、保水性のある土を好みます。赤玉土と腐葉土を混ぜた土が適しています。
酸性度: 土の酸性度によって花の色が変わることがあります。酸性なら青色、アルカリ性ならピンク色になります。
3. 水やり
頻度: アジサイは水を好む植物です。特に夏場は乾燥しやすいので、朝晩の2回水やりを行うと良いでしょう。アジサイは水を好む植物です。特に鉢植えの場合、水切れを起こすと花が咲かないことがあります。
4. 肥料
時期: 冬と夏~初秋に肥料を与えます。冬はゆっくり効くタイプの肥料、夏~初秋は速効性の肥料が適しています。肥料が不足していると花が咲かないことがあります。また、窒素分( 油かす、魚かす、尿素、硫安)が多すぎると葉ばかりが茂り、花が咲かないこともあります。
5. 剪定
時期: 花が終わった後、2・3節目の上で剪定が良いでしょう。秋には新しい花芽が形成されるので、剪定は9月中旬までに済ませましょう。
6. 冬の管理
寒さ対策: 寒冷地では寒風対策を行い、鉢植えの場合は風の当たらない場所に移動させると良いでしょう。冬の寒風に当てすぎると花芽が枯れてしまうことがあります。
地植えなら寒冷紗、不織布などで防寒を。
アジサイは比較的育てやすい植物ですが、適切な管理を行うことで毎年美しい花を楽しむことができます。他に質問があれば、どうぞお知らせくださいね。
剪定の方法詳細

紫陽花の剪定方法についてお伝えしますね。
アジサイの花芽は、通常10月頃にその年に伸びた枝の先端部に形成され、通常約8ヶ月から9ヶ月後の翌年の初夏から夏にかけて開花します。
剪定しすぎると翌年の花が咲きません以下を参考にしてください。
花後の剪定: 紫陽花の花が終わったら、(7〜8月)までに済ませると良いです。花が終わった枝の2・3節目の上をカットします。アジサイは前年の秋に花芽を作ります。剪定の時期が遅すぎたり、剪定位置が適切でないと、花芽を切り落としてしまうことがあります。
花が咲かなかった枝は剪定せずに残します。
ポイント
剪定後は、鉢植えの場合は植え替えを行いましょう。
剪定時期が遅いと、秋にできた花芽を切り落としてしまい、
翌年の花が咲かないことがあるので注意が必要です。
🌿アジサイの「休眠」と「休眠打破」
アジサイの「休眠」と「休眠打破」は、冬越しや挿し木の成功に関わる重要なテーマですね。以下に詳しくご説明します。
💤 アジサイの休眠とは?
時期:晩秋〜冬(11月〜3月頃)
状態:葉を落とし、地上部の活動を停止。代謝を最低限に抑え、寒さから身を守る。
目的:18℃以下の低温で花芽分化を促す。
低温や乾燥などの厳しい環境に耐えるための「生存戦略」
この時期は剪定や挿し木に適しており、特に「休眠枝挿し」が可能になります。
🌱 休眠打破とは?
定義:休眠状態から目覚め、再び成長を始めること
主な刺激:
低温刺激:0〜12℃の寒さに一定期間さらされることで、芽が目覚める
日照時間の変化:日が長くなることで成長ホルモンが活性化
水分・湿度の変化:土壌の含水量が増えると活動再開の合図になる。
春先の気温上昇とともに、アジサイは新芽を出し始めます。特に鉢植えの場合は、日当たりや水管理が休眠打破のタイミングに影響します。
✂️ 休眠枝挿しのポイント
挿し穂の準備:落葉期に2〜3節の枝を切り、水揚げしてから挿す
用土:赤玉土や鹿沼土など、水はけと保水性のバランスが良いもの
管理:
発根まで乾燥を避ける
寒風や霜から守る(ビニール袋や軒下での管理が有効)
半日陰で育てることで用土の乾燥を防ぐ
🌸 休眠打破後の育て方
鉢上げ:3〜4月頃に発根を確認し、培養土で鉢上げ
水やり:根が定着するまで水切れに注意
日照管理:品種に応じて日向〜半日陰へ移動
もし、挿し木で翌年に花を咲かせたい場合は、花芽付きの枝を使うという裏技もあります。
🌸アジサイの花芽分化
アジサイの花芽分化は、翌年の美しい開花を左右する重要なプロセスです。以下に詳しく解説します。
🌱 花芽分化とは?
定義:アジサイが「花を咲かせる準備」を始めること。葉芽とは異なり、花を咲かせるための芽が形成されます。
時期:主に9月〜11月にかけて、枝の内部で静かに進行します。
場所:枝の先端(頂芽)や太く充実した側枝に分化しやすいです。
🔍 花芽と葉芽の見分け方
特徴 | 花芽 | 葉芽 |
大きさ | やや大きい | 小ぶり |
形状 | 尖っている | 丸みがある |
位置 | 枝の先端や短い枝の上 | 枝から直接芽吹く |

冬になると違いがはっきりしてくるので、剪定時に見分けやすくなります。
☀️ 花芽分化を促す育て方
日照管理:9月中旬以降は直射日光を避けつつ、十分な光合成を促す
水やり:乾燥を防ぎ、葉焼けしないように注意
肥料:
9月:速効性の液肥を少量施す
10月以降:肥料は控える(枝が徒長し、寒さに弱くなるため)
✂️ 剪定の注意点
花芽分化は前年の秋に起こるため、剪定は花後すぐ(7~8月)までに済ませる必要があります。
秋以降に剪定すると、翌年の花芽を切ってしまう可能性があるので注意!
🌸 ちょっとした豆知識
アジサイの花芽は2年かけて開花することもあります。特に頂芽は開花率が高く、脇芽は個体差があります。そのため、剪定では頂芽を残すようにすると、翌年の開花が期待できます。


