初心者でも大丈夫!華やかなダリアの育て方ガイド
- アサマプランツ

- 6月24日
- 読了時間: 5分
更新日:7月30日

夏から秋にかけて花壇を華やかに彩るダリア。大きく美しい花が魅力で、初心者からベテランガーデナーまで幅広い人気を集めています。でも「育てるのが難しそう…」と感じていませんか?実はポイントを押さえれば、だれでも楽しめるんです!
ダリアの特徴と魅力
ダリアはメキシコ原産の球根植物で、色や形のバリエーションがとても豊富。小さなポンポン咲きから直径30cmを超える大輪まで、多彩な花姿がガーデンを一気に華やかにしてくれます。
育て方の基本ステップ
1. 植え付けの時期と場所
ダリアは**春(4月〜5月)**に球根を植え付けます。日当たりが良く、風通しの良い場所がベスト。水はけの良い土を用意して、球根は芽を上にして浅く植えます。
2. 水やりと肥料
土の表面が乾いたらたっぷりと水をあげましょう。過湿は球根の腐敗の原因になるので注意を。開花期には液体肥料を月2回程度与えると、花付きが良くなります。
3. 支柱立てと花がら摘み
背の高くなる品種は支柱が必須。茎が倒れないように早めに支えを立てておきます。咲き終わった花をこまめに摘み取ると、次々と新しい花が咲いてくれます。
4. 冬越しの方法
寒さに弱いダリアは、秋の終わりに掘り上げて球根を保存します。乾燥させてから新聞紙で包み、風通しの良い冷暗所で保管すると、翌年もまた花を咲かせられます。

ダリアの仕立て方ガイド
1. 摘心(ピンチ)で枝数を増やす
若苗の段階で本葉が5~6枚になったら、茎の先端を切り落とすことで、脇芽の成長を促します。これにより、横に広がったボリュームのある株になり、花数も増えます。
2. 芽かきで花の質を高める
たくさん咲かせたい場合はすべての芽を残しますが、大輪を狙う場合は元気な主芽を残して他の芽は摘み取ると、花がより大きくなります。
3. 支柱を使って茎を支える
中〜大型品種は風や重みに弱く、倒れやすいため支柱が必須です。苗が小さいうちに支柱を立てて、茎に沿わせて軽く紐で結びつけておきましょう。
4. 摘花で株の体力を調整する
咲きすぎると株が疲弊してしまうことも。余分な蕾や咲き終わった花をこまめに切り取ることで、次の花にエネルギーが行き渡ります。
5. 咲かせる位置を考えて剪定する
見せたい方向に花を向けたり、高さをそろえたりするために、茎の長さを調整したり、内向きの枝を切り落としたりして、全体のフォルムを整えます。
品種によって仕立て方のコツが異なる場合もあるので、育てている品種に合わせて工夫すると、より理想的な姿になります。
🌸 ダリアの挿し木で増やす方法ダリアは球根で増やすのが一般的ですが、挿し木でも増やすことが可能です。特にお気に入りの品種をそのまま増やしたいときに便利な方法です。
🗓️ 適した時期
春(4〜5月)がベスト。気温が安定し、発根しやすい時期です。
秋に花が終わった後でも可能ですが、霜が降りる前に行うのがポイント。
✂️ 挿し木の手順
脇芽のついた茎を10cmほど切り取る(節が多い部分が発根しやすい)
下の葉は取り除き、上部の葉は少し残す
切り口を消毒して病気を防ぐ
元株の茎に空洞がある場合は、アルミホイル片を巻く(瞬間接着剤を塗る)等の
対応が必要です。水が入り込み腐敗することがあります。
赤玉土やバーミキュライトなどの清潔な用土に挿す
水をたっぷり与え、明るい半日陰で管理
約1ヶ月で発根。根が出たら鉢や庭に植え替える

🌿 コツと注意点
挿し穂は元気な茎を選ぶ
密集させず、風通しを確保
直射日光は避ける(乾燥や枯れの原因)
冬越しは鉢植えなら屋内へ、地植えなら球根を掘り上げて保管
💡 ひとことアドバイスダリアは挿し木後の植え替えが苦手なので、最初から育てたい場所に挿すのがおすすめです。
🌺ダリアは咲き方・色・サイズのバリエーションが豊富で、まさに“花の宝石箱”のような存在ですね。タイプ別におすすめ品種をご紹介します!
🌟 人気&個性派おすすめ品種
品種名 | 特徴 | 花径 | 咲き方・色合い |
黒蝶 | ダリアブームの火付け役。気品ある黒赤色 | 約15cm | デコラティブ咲き/シックな深紅 |
ムーンワルツ | 桃色〜黄色のグラデーションが美しい | 約17cm | 中大輪/柔らかな複色 |
朝日テマリ | 真紅のボール咲きで花持ち◎ | 約10cm | 中輪/整った球形 |
ナマハゲパープル | 秋田県オリジナル。ビロードのような赤紫 | 約15cm | 豪華なデコラティブ咲き |
かまくら | 純白の大輪で清楚な印象 | 約20cm | フォーマルデコラ咲き |
レディダリア | 小輪で花付き抜群。鉢植えに◎ | 約5〜7cm | 一重・八重/赤・黄・ピンクなど |
マダムダリア | 季節で色が変化する中〜大輪 | 約15〜20cm | ゴージャスな花形/多色展開 |
🧁 咲き方で選ぶなら…
ボール咲き:丸く整った花形(例:朝日テマリ、みっちゃん)
デコラティブ咲き:花弁が密に重なる豪華な咲き方(例:黒蝶、ナマハゲマジック)
カクタス咲き:細長い花弁が反り返る個性的な咲き方(例:ガーネット)
オーキッド咲き:花弁が内側に巻き込むユニークな咲き方(例:ホンカ)
🪴 育て方のヒント
春植え球根:3月下旬〜5月が植え付け適期
夏の切り戻し:8月に切り戻すと秋に再開花
鉢植えなら:8〜10号鉢で深さのあるタイプがおすすめ
水やり注意:茎が空洞なので根元に注ぐように
どんな雰囲気の花壇や寄せ植えにしたいか、色、テーマ、草丈お気に入りのダリア、見つけにいきましょう。


