「微生物との共生による自然防除」
- アサマプランツ

- 8月27日
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🌿「微生物との共生による自然防除」は、農薬に頼らず生態系の力を活かして病害虫を抑える持続可能なアプローチです。科学的な知見と文化的な視点を交えて、以下に詳しくご紹介します。
🧬 微生物との共生とは?
植物や昆虫の体内・表面・根圏には、さまざまな微生物が共生しています。これらの微生物は、病原菌の抑制・害虫の駆除・植物の免疫強化など、自然防除において重要な役割を果たします。
🐛 害虫防除に使われる代表的な微生物
微生物名 | 主な作用 | 備考 |
Bacillus thuringiensis(BT菌) | 昆虫の消化管で毒素を発現し、急性中毒を起こす | チョウ・ガ・コガネムシなどに有効 |
Beauveria bassiana(ボーベリア菌) | 昆虫に寄生し、体内で増殖して死に至らせる | うどんこ病の抑制効果も報告 |
Trichoderma属菌 | 土壌病原菌の抑制、植物の免疫誘導 | 根圏での競合排除と抗菌物質の分泌 |
Burkholderia属細菌 | 害虫の体内で農薬を分解し、抵抗性を高める | 害虫との共生が農薬耐性を生む例も |
🌱 植物との共生による病害抑制
微生物は植物の免疫系を刺激し、病原菌への抵抗力を高めます。
一部の菌は植物ホルモン(オーキシン・ジベレリンなど)を産生し、成長促進にも寄与。
根圏微生物がリンや鉄などの栄養素を可溶化し、吸収効率を高めることも。



